あらゆるシーンの贈り物として選ばれる胡蝶蘭。
なぜ胡蝶蘭が選ばれるのかご存知でしょうか?
本記事では胡蝶蘭が贈り物として選ばれる理由をわかりやすく紹介します。
胡蝶蘭を贈りたいと思っている方は、改めてなぜ胡蝶蘭が贈り物に最適なのかを知っておくと、安心して贈ることができますよね。
胡蝶蘭を贈る前に本記事で胡蝶蘭を贈る理由を確認しましょう。
■胡蝶蘭は「気持ちに寄り添う花」
美しい胡蝶蘭は、古くからお祝いやお悔やみの贈答品として定番の花です。
贈るタイミングが難しいと感じる人もいるようですが、実にさまざまなシーンで活躍してくれるやさしい贈り物と言えるでしょう。
個人でも法人でも親しまれている花で、イベントや店舗の新装開店などでも、とても重宝します。
岐阜県は歴史ある商店街をリノベーションで活性化する活動などが盛んですが、こうした遊休不動産が新しく生まれ変わったときにも、その門出を祝う気持ちに彩を添えてくれるでしょう。
胡蝶蘭には、まるで空間の価値を高めるような不思議な力があります。
元気を出したいとき、嬉しい気持ちをさらに高めたいとき、受け取るほうの気持ちも贈るほうの気持ちもやわらかく包み、パワーを与えてくれます。
そしてそれを飾ることで、通りがかりに見る人にも同じようにポジティブなパワーが伝わるでしょう。
胡蝶蘭を贈りたいと感じた心、それがいつしかたくさんの人に伝わる大きな空間の力になるのです。
個人の家に飾るのももちろん素敵ですが、店舗や街に飾るのに選ばれやすい理由はそこにあります。
岐阜の商店街の価値を高めるまちづくり計画にも、ぜひ活用したい花です。
■贈答品として愛されるようになったのはいつ?
胡蝶蘭といえば日本で愛される贈答品ですが、果たしていつから多くの人に選ばれるようになったのでしょうか。
この花の発見は1863年、今から約200年も前のことでした。
原種を発見したのはイギリス人で、場所はインドネシアやマレーシアなどの赤道付近です。
このあたりは熱帯で年中気温は25℃前後、適度に湿気もあるジャングルが多く存在します。
胡蝶蘭の原種は50cm~80cm程度で現在のような大輪ではなく、ほかの木や岩などに寄生する形で自生していました。
今ではまっさきに白い花をイメージする人も多いですが、原種に白はほとんどなく、複雑な色素が入り混じった模様があるのが特徴です。
学名はPhalaenopsis(ファレノプシス)という言葉を含みますが、これは「蛾のような」という形容詞であり、まさに蝶や蛾が羽を広げたような形に見えることから名付けられたと言います。
ただあえて蝶ではなく蛾のほうが選ばれてしまうことからもわかるように、このままの姿であれば、現在のような贈答品の地位を築くことはなかったかもしれません。
品種改良が始まったのが1887年、形の美しさに魅せられたイギリスの研究者たちが、花のサイズを大きく、より美しい花となるよう、たくさんの手を加えたのです。
ほとんどなかった白い胡蝶蘭が培養されたのもこの流れの中で、その生産が安定した頃、明治時代の日本へいよいよ胡蝶蘭が入ってきました。
それでも日本では栽培が難しく、それだけにとても貴重で、身分の高い人だけが手にできる幻の花となったのです。
今でこそ幻とまでは言いませんが、胡蝶蘭と聞くと非常に高価な花というイメージが固定化しているのには、ちゃんと理由があると言えるでしょう。
■幸運が飛んでくる花として贈り物へ
日本でも胡蝶蘭をなんとか栽培しようと設備や技術が進化し、独自に品種改良も行われるようになりました。
白はもちろん、淡いピンク色の花は、見る人をとても華やかな気持ちにしてくれます。
今では大規模な専用農園でプログラムされたシステムによる徹底した管理が行われ、より安定した生産が実現しています。
質を高めるため採取した芽をフラスコ内で育てる手法なども生み出され、まさに手塩にかけて大切に育てられた箱入り娘と言えるかもしれません。
そんな胡蝶蘭が贈答品として重宝されたのには、その美しさ以外にも理由があります。
それは験を担ぐ日本人が受け入れやすい、言葉の力です。
胡蝶蘭の花言葉は「清純」「幸福が飛んでくる」というもので、まさにお祝いにはピッタリだと言えます。
ピンクには「あなたを愛します」という言葉がありますので、愛する相手に贈るのも素敵でしょう。
■お悔やみにも適した白い胡蝶蘭
胡蝶蘭は、お祝いだけでなくお悔やみにも用いられることが多いです。
白く清純な花は旅立った人の清らかさを讃え、いつまでも愛する気持ちを伝えるためにも適した花と言えます。
また、見送る人に早く心癒される日が来るよう、願いを込める意味にもなります。
こうしたことから、胡蝶蘭を贈るタイミングはまさに冠婚葬祭、どんなときでも良いのです。
岐阜にもたくさんの寺社仏閣がありますが、法要で霊前や仏前に飾る供花としても選ばれやすい特徴があります。
特に白い胡蝶蘭は初盆にとても適している贈り物と言われ、ご家族の悲しみを和らげる花としても選ばれています。
白い胡蝶蘭の花言葉は「純粋」です。
透き通るように白く、光を集めて輝くその色は、見る人の心とその空間を清らかに鎮めてくれるでしょう。
とても生命力の強い花でもあり、すぐに枯れてしまうようなこともあまりありません。
悲しみの中、なかなか手入れができないこともあるでしょうが、通常2週間から1ヶ月ほど美しい姿を見せてくれます。
また、見た目が清らかでも強い香りがある花は、御霊前や御佛前には向きません。
胡蝶蘭は花粉が花の奥深くの器官に収まっているため香りもほぼなく、花粉が周りに付着して汚れるようなこともないのが非常に助かる点です。
ただし法要の場に贈る際には、生花を供花に用いない宗派や鉢植えはそぐわないと考える宗派もありますので、そちらは事前に確認しましょう。
ただ法要とは別に、ご自宅に贈り物として届ける場合は問題のないことが大半です。
■長く愛でられる息の長い花
贈答品として選ばれやすい胡蝶蘭は、おおむね大輪サイズで2万円前後のものが多いようです。
先にも述べた通り、息が長く比較的楽な手入れで済むことも大きな魅力です。
もともと水や栄養をたくさん必要としない植物なので、室内さえ暖かくしておけば1週間から10日ごとに水やりをするだけでとても長持ちします。
ときどきレース越しに日を当ててあげると、喜ぶでしょう。
華やかな花と一緒に彩ある生活ができるのも、贈り物として選ばれやすい理由と言えます。
胡蝶蘭は、贈られる人はもちろん、贈る人の気持ちにもやさしく寄り添い、力を与えてくれる花と言えるでしょう。
贈るタイミングに決まりはなく、誰かを、何かを、お祝いしたり、勇気づけたり、癒したりしたいと感じたときに、心を添えて贈るのが一番です。
岐阜県で胡蝶蘭を贈られる場合は「花夢館」にお気軽にご相談ください。
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